地獄で何が悪い

我、30にして大いに惑う

ということで子どもを産んで以来、脳内が暇なのか何なのか自分の今後の人生について迷う時間が増えた、というか基本的に迷ってる。前々から「大きくなったら何になろう」と思いながら生きてるふざけた成人女性だったけど、子どもを産んでから更にその思いは強くなった。基本的に朝から晩まで次の一手について頭のどこかで考えている。結婚した、母になった、さて次は?来週のサザエさんは??
人生迷子である。中国のえらい人は四十にして惑わずと言うけれど、このままだと四十になっても確実に「大きくなったら何になろう」おばさんとしてあれじゃないこれじゃないと迷っていることだろう。正直こわい。

何となく焦りだけが尻を焦がして、若い頃は敬遠していた自己啓発本を読むようになったのも育児をし始めてからである。育児本を読むうちに書籍一つで自己を啓発せんとすることへの恥ずかしさとか諸々の葛藤がなくなって、手が伸びるようになった。禅もアドラーも心屋もシステマも、ちょっとずつ、ネズミのように細々と齧った。

色々読んでみて、考えてみて、やはり人は自分の好きなことをして生きるべきである、という結論に辿り着きそうになっている。好きを仕事に!とかそういう暑苦しいやつじゃなくても、仕事にならなくても、好きなことをしてなるべくご機嫌に暮らしたいと思う。我慢をしていると絶対に好きなことをしている奴が憎くなる、私はこんなに我慢してるのに、と。基本的に私はそういう小さい人間である。だからとっとと好きなように生きて、人を妬まない方向に持っていく必要がある。

ところが好きなこと、といっても長年周りを見、空気を読み、なるべく恥をかかないようにネズミのようにチョロチョロと小賢しく立ち回ってきたツケが回って、好きなこと、と言われても今ひとつ分からない。自分のことなのに分からない。自分のことだから?分からない。何だか情けなくなって子どもが寝た後、リビングで、アマゾンの封筒の裏にボールペンでガリガリやりたいことを書きなぐってみる。小さなことから大きなことまで。五分くらいで22個書いた。多いのか少ないのか。とりあえず、最後の「酔っ払ってでんぐり返しがしたい」は後数ヶ月で叶うことだろう。ていうかそんなんしたいんか自分。一晩寝かせたらまるで他人事である。ぽりぽりと、ネズミのようにさもしく煎餅を齧りながら、寒いリビングでちょっとだけ笑う。

そんなことを考えると、子どもって凄い奴である。やりたいことは遠慮も恥も外聞もなく口に出してやりたい、と堂々と言うし、大人がそれにノーを言うと場合によっては号泣しながら膝で飛び跳ねたり外でも背中をつけて激しく転がったり、地球と喧嘩してでも我を通そうとする。
そういうところ、ほんとウザい。と思っていたが、実はとても凄いことなのではないか。尊敬すべきなのではないか、とハタと思った。

そして、もしや私は長い時間をかけて、一生懸命、誠意を尽くして子どものそういう凄いところをちょっとずつ削っていってるのではないかとふと怖くなる。一生懸命育児しながら不機嫌な顔で空気を読むことを強要して、嘘やごまかしを多用して子どもの心を挫いて。

やりたいことも好きなものも、彼女にはちゃんとある。お母さんの化粧を手伝いたい、妹に離乳食をあげたい、おやつをたくさん食べたい、お母さんとアンパンマンごっこがしたい、ずっと児童館で遊んでたい、夜になっても公園に行きたい、お風呂でずっと絵を描きたい、それをばぁばに見せたい、粘土がしたい、YouTubeでアンパンマンが見たい…エトセトラ。

もちろんそれら全部を叶えることは不可能だし教育上よろしくない。やっていいこと悪いことを教えるのは親の務めだ。できることとできないことがある。ルールもある。時間の制限も、こっちの都合もある。

でも、今子どもが、当たり前のように、自分のやりたいことを主張できること。ちゃんと自分の心が求めているものを知っていること。ダメと言われてもそんじょそこらで諦める気は毛頭ない根性があること。

めちゃくちゃ面倒くさいし鬱陶しいしマジ勘弁してくれよ、と思うことがほとんどだけど、
一ミリグラムくらい、ちょっとだけ、そういうことを喜んでもいいのかもしれない。尊敬すべきかもしれない。子どもって実は人生の師匠的なものなのかもしれない。

32年かけて私が律儀に落としていったものを、生まれてきた子どもがもう一度見せてくれる。
そんな風に考えると、この地獄のような日々も悪くないのかもしれない。地獄で何が悪い。やっぱ星野源はいいなぁ。チューしたいなチュウ。#ベストヒット歌謡祭を見ながら#最後ネズミで落としたかったけど落ちなかった#ただ恥ずかしいだけ#唐突にインスタ風#どうでもいいけどこのマーク#がなかなか出なくて何回も%になる#本当にどうでもいい

今日はそんなことを考えました。

にほんブログ村 子育てブログ 2013年4月~14年3月生まれの子へ
にほんブログ村





by koto316 | 2016-11-17 21:35 | わたくしごと | Comments(0)

踊らにゃsong!song!精神でやっていきたい30歳♀。田舎暮らしに育児を添えて。@kotosuke316でついったもやってます。


by koto316