今日見た映画の話〜凶悪編〜
2014年 06月 21日
さて、突然ですが日々の密室育児における息抜きのお供を紹介していきたいと思います。
初回は山田孝之さん(以下敬称略 したりしなかったり)主演の『凶悪』。
http://www.kyouaku.com/
ひとつ言えるのは、子ども抱いて見る作品じゃないってこと(笑)。
いきなり本コーナーの主旨が思いっきりひっくり返されてますが…。
とにかくその名に恥じない凶悪さです。お金の為に人がバンバン殺されます。目を背けたくなるような残虐な殺人シーンもがっつり描かれ、終始くらーいムードで展開する物語に嫌な気持ちになること間違いなし、という作品です。ちょこっとあらすじをまとめさせていただくと…。
山田孝之演じる週刊誌の記者・藤井が、ひょんなことから死刑囚である須藤(ピエール瀧)と面会。須藤の証言により、須藤が実行した複数の殺人事件の首謀者が不動産ブローカーの木村(リリーフランキー)であることを知ります。木村への復讐を遂げたい須藤は藤井に一連の事件を記事にしてほしいと依頼。
上司からは記事にすることを反対されますが、単独取材を進める藤井。
事実が明らかになるにつれ、藤井の中に木村への憎悪が生まれ――。というお話です。全然楽しそうじゃないでしょ(笑)
またクライムサスペンスのサブの要素として、藤井には痴ほう症の母親がおり、仕事で家を留守にすることの多い藤井に代わり藤井の妻が面倒をみていますが、徐々に妻が精神的に追い詰められ、という展開もあります。
絶賛ひとり育児中の私としては、この妻に同情を禁じえませんでしたね。
須藤よりも木村よりも、なーーーんにも家のことはしない割に母親を施設に入れることは拒み、妻の話を聞こうともしない藤井に怒り全開でした(笑)
また藤井が暗いんですよ。せめて家の中ではもうちょい明るく振る舞わんかい!仕事を家に持ち込むなよ。レッツ切り替え切り替え!!
しかし何と言ってもこの映画の珠玉はリリーさんと山田くんのラストシーンでしょう。
藤井が木村に面会するシーン。ここは息を止めてじっと見入ってしまいました。
木村も須藤もまごうことなき凶悪な殺人犯です。
では正義を掲げて木村を追い詰め、この世から排除しようとする藤井は?
どよーーーんとした気持ちの中に、何か深くて硬い想いが残るような、緊張感のあるラストシーンでした。
いやー山田くんの演技もさることながらリリーフランキーが凄かった。
筋書き的には藤井の心の動きが今一つ分かりにくかった、というか説明的ではありませんでしたが、そこを説明してしまうと見ている側が自ら考える余地と言うか、この作品の問題提起色が薄れてこの緊張感は生まれなかったのかな、と。
以上、育児の合間の映画鑑賞でした。
次はもうちょっと明るいやつをチョイスしようとおもいます(笑)
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初回は山田孝之さん(以下敬称略 したりしなかったり)主演の『凶悪』。
http://www.kyouaku.com/
ひとつ言えるのは、子ども抱いて見る作品じゃないってこと(笑)。
いきなり本コーナーの主旨が思いっきりひっくり返されてますが…。
とにかくその名に恥じない凶悪さです。お金の為に人がバンバン殺されます。目を背けたくなるような残虐な殺人シーンもがっつり描かれ、終始くらーいムードで展開する物語に嫌な気持ちになること間違いなし、という作品です。ちょこっとあらすじをまとめさせていただくと…。
山田孝之演じる週刊誌の記者・藤井が、ひょんなことから死刑囚である須藤(ピエール瀧)と面会。須藤の証言により、須藤が実行した複数の殺人事件の首謀者が不動産ブローカーの木村(リリーフランキー)であることを知ります。木村への復讐を遂げたい須藤は藤井に一連の事件を記事にしてほしいと依頼。
上司からは記事にすることを反対されますが、単独取材を進める藤井。
事実が明らかになるにつれ、藤井の中に木村への憎悪が生まれ――。というお話です。全然楽しそうじゃないでしょ(笑)
またクライムサスペンスのサブの要素として、藤井には痴ほう症の母親がおり、仕事で家を留守にすることの多い藤井に代わり藤井の妻が面倒をみていますが、徐々に妻が精神的に追い詰められ、という展開もあります。
絶賛ひとり育児中の私としては、この妻に同情を禁じえませんでしたね。
須藤よりも木村よりも、なーーーんにも家のことはしない割に母親を施設に入れることは拒み、妻の話を聞こうともしない藤井に怒り全開でした(笑)
また藤井が暗いんですよ。せめて家の中ではもうちょい明るく振る舞わんかい!仕事を家に持ち込むなよ。レッツ切り替え切り替え!!
しかし何と言ってもこの映画の珠玉はリリーさんと山田くんのラストシーンでしょう。
藤井が木村に面会するシーン。ここは息を止めてじっと見入ってしまいました。
木村も須藤もまごうことなき凶悪な殺人犯です。
では正義を掲げて木村を追い詰め、この世から排除しようとする藤井は?
どよーーーんとした気持ちの中に、何か深くて硬い想いが残るような、緊張感のあるラストシーンでした。
いやー山田くんの演技もさることながらリリーフランキーが凄かった。
筋書き的には藤井の心の動きが今一つ分かりにくかった、というか説明的ではありませんでしたが、そこを説明してしまうと見ている側が自ら考える余地と言うか、この作品の問題提起色が薄れてこの緊張感は生まれなかったのかな、と。
以上、育児の合間の映画鑑賞でした。
次はもうちょっと明るいやつをチョイスしようとおもいます(笑)
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by koto316
| 2014-06-21 17:16
| 映画